最近、読んで面白かった本を紹介します。
タイトルに記載あるように【中卒の組立工、NYの億万長者になる。】という本です。
最近、僕はノンフィクションを読むことが多いので、Amazonのアルゴリズムによってオススメ本として登場。
インパクトのあるタイトルにそそられて購入しました。
※価格も激安で文庫本なら616円(税込)、Kindleなら535円(税込)です。
※ページ数も少ないので、読むのが苦手な人も比較的良い気がします。
中卒の組立工、NYの億万長者になる。
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僕はAmazonで商品を購入する時はページをクリックして、商品概要と著者、そして口コミをざっと確認してます。
多くの人は同じようなチェックをしてから購入するのではないでしょうか。
著者の名前を見て、以前テレビで見た気がしたのでググりました。
やはりNYの大きな自宅にて大きな日本庭園を有している大根田勝美さんでした。
テレビで見た際は、泥臭いようなエピソードの紹介はなかったので、本を読んで衝撃が…。
ここまで苦労人だとは知りませんでした。
この本を読んで、感じた点は大きく2点。
【1、常に前へ進み続ける】
1937年生まれで、小さい頃に東京の戦禍から逃れるために長野へ疎開。
長野での生活は赤貧で、食べるものもろくにない。
お腹が減りすぎて、ヘビやバッタを食べていたとのエピソードも…。
極限まで空腹になると人間は、生存本能が働いて何でも食べてしまうのだろうか。
状況を打開するために小学生の頃から、どうやってお金を稼ごうか考えていた。
いろんな仕事をし、その中でも鰌の販売を始めて、稼ぎ始める。
この時に、魚屋の鰌の入荷状況や価格を確認して、いつ、いくらで魚屋に卸すと良いかを考えていたらしい。
小学生で身をもって、市場の原理を理解していたという凄まじさ。
現状を打開して、常に前へ進む癖を小学生で手に入れている。
同じような赤貧の人は、戦後に何万人もいたと思うが、大根田さんのような資産家になっていない。
どうすれば現状に変化を起こせるかを小学生ながらに大人より真剣に考えて、実際に行動にうつしたことが大きな違いなのだろう。
【2、目標を完遂する行動力】
大根田さんの姉がオリンパスへ入社し、評判が良かったため、大根田さんも入社ができた。
しばらくして東京転勤し、輸出部が威張っているのが気に食わず、自分も英語ができれば黙らせることができると思い、一年で英語習得を決意。
英語を教えて欲しいと米軍に連絡して、アメリカ人と英会話を練習し始める。
一年後に大半のオリンパス社員より、英語ができるようになってしまった。
語学力を買われ、当時のオリンパスで限られた社員しか選ばれない海外駐在員としてニューヨークへ赴任する。
このエピソード一つとっても目標のためなら、手段を選んでいない。
英語を習得するために米軍に連絡する人っているのだろうか。
しかも、まだ敗戦して僅かしか経っていない中で日米関係は今とは全く違う。
一年という目標を決めて、自分へ鞭を打ち続ける。
人から言われた訳でもないのに、自分を律し続けて完遂する。
まさに行動力の鬼である。
上記だけではなく、多くのストーリーがこの本にはあるので是非、読んでみてください。
本当に面白くて、刺激をもらえる。
結局、すべての物事は自分が何をしたいか、するかで決まるということを教えてくれます。
とにかくのめり込める面白い本です。
追伸
CoCo壱番屋の宗次徳二さんも衝撃で、生みの親は誰か分からず、土や石を食べてたという逸話があります。
こちらの本も読む価値があると思います。
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