子供の時は人と一緒が嫌い

『人と一緒』は良いと思うか、悪いと思うかは人によって違う。

絶対に嫌という人もいれば、逆に安心するという人もいるだろう。

人と一緒が嫌という気持ちは、子供は比較的強い気がする。

また大人になり、社会に出ると人と一緒の意見だと胸を撫で下ろす人が多いのではないか。

年を重ねるにつれて、周りや社会からの同調圧力によって『人と一緒=安心する一つの要素』というのを刷り込まれていく。

自分にとって良い考えであれば、取り入れれば良い。

これは違うと思えば、スルーすれば良い。

しかし、世の中から言われ続けるといつしか『人と一緒が安心人間』になってしまう。

また会社に属すると、社長の発言や上司の意見にいつの間にか合わせていることはないか。

そこには相手に合わせないと時間がかかって面倒くさい、意見を言っても取り合ってくれないなど色々とあると思う。

合わせ続けるといつの間にか『癖』に昇華される。

人の意見は丁寧に聞くことは必要だが、それを咀嚼するか否かを含めて自分の考えを堂々と発言する。

意見が人と違っても良いし、誰一人同じ人間がいないのだから怖がることはない。

むしろ同じ意見ばかりになるのが、一番不健全である。

余談にはなるが、イーロン・マスク率いるテスラ・モーターズでは直接イーロン・マスクに発言しても良いことになっているようだ。

発言によっては解雇されることもあるかもしれないが、CEOに対して発言できるのはスピードを高めると同時に良い緊張感も生まれるだろう。

発言次第で、即断即決してもらえるようだ。

世界一の富豪のやり方は、実に豪快であり、素晴らしい。

同じ意見、同じ方向に進むのは楽であるがその先は想像がつきやすい。

新しい景色を見たければ、違う方向に進む必要もある。

僕も一時から良くないと思い、意識し始めた。

人間は思考できる生き物であり、自分自身に関してはある程度の内外的なものは修正可能である。

全ては意識することから始まり、意識し続ければ必ず変化することができる。

ウエイン・W・ダイアー著で、渡部昇一先生翻訳の『自分のための人生』を読んでから、思考や発言の癖を意識し、直すようになった。

アドラーの心理学の『目的論』に少し近しいとも感じた。

また渡部昇一先生の歴史観が一緒なので、この本に興味をもったのも大きい。

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