以前に、スマホにメモした『共感した内容』をご紹介。
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◆明治維新もそうだったが、どんな社会でも変革は少数の人が起こし始める。
この視点で見ると人は大きく5つに分かれる。
「起爆人種」、この起爆人種に感動し、インスピレーションを受け、一緒にこの動きに加わる「参画人種」。
この動きを好ましく思っており、応援する気持ちはあるがどちらかと言えば見る側の「応援人種」。
このような新しい動きいは関心がない「無関心人種」。
このような動きそのものが好ましくないと思っている「批判人種」だ。
◆未来(商品・サービス)=課題(夢)×技術(Tech)×デザイン(Art)
今から20年ほど前に、米国の学生の間ではやっていたのがMP3プレイヤー。
そんなところに2001年、唐突に現れたのがiTunes、そしてiPodだった。
合法化された音源が圧倒的に洗練されたデザインとユーザーインターフェースを持つデバイス、そしてソフトウェアと共に現れたインパクトは絶大だった。
映画『インデペンデンス・デイ』の主人公が登場するCMのインパクトも鮮烈だった。
そのあとの世界がどうなったのか言うまでもない。
ポータブル音楽プレイヤー業界をゼロから生み出し、数十年にわたって市場を牛耳ってきたソニーのウォークマンをほぼ完全に置き換えただけでなく、この進化が2007年のiPhoneにつながり、音楽だけでなく、電話も、コンピューターも、いや世界そのものを根底から変えてしまった。
音楽をデジタルのままで聴き、持ち歩くという点でほとんど同じはずのMP3プレイヤーとの差は何だったのか?
明らかに描いた絵の大きさ、そしてデザインだ。
それも画期的な
クリックホイール、シックで洗練された画面での曲探しに代表される「意匠」だけではない。
iTunesに代表されるソフトウェアとの完全なる融合を含めた「商品/サービス設計」、デジタル音源の版権処理、それを流通させるクラウドの仕組みまで含めたビジネスの「系・モデル設計」まですべてが一体となったデザインだ。
大切なのは、目に見えない特別な価値を生み出せるかどうか。
素晴らしい世界を描き、領域を超えたものをつなぎデザインする力が、これまで以上に重要な時代に僕らは生きている。
引用:シン・ニホン(著者:安宅和人)